これは、足底にある筋肉の「足底筋膜」に、炎症などが生じる状態です。

立ち上がり時や歩行時、立ちっぱなし時に土踏まずやかかとなどに痛みが現れます。この足底筋膜は、身体全体を支えたり、運動時の衝撃を吸収する役割を担っています。

主な原因は、足底に過度な負担がかかることによって「硬化」してしまい炎症が生じ症状に繋がります。毎日足を過度に使用したり立ちっぱなしで過ごしたり、偏平足によって足底のアーチが崩れ、クッション機能が低下することで発症してしまいます。

放置することで負担がかかったままの症状が継続します。

痛みは収まることもありますが、足裏は常に負担がかかる箇所であり、それ故に再発リスクも高い部位です。

次第に足底の筋膜が硬化して踵の骨を引っ張り、「踵骨棘」と呼ばれる踵の骨に出っ張りが生じることもあります。すると、強い痛みや腫れで歩行困難になる場合もあり、治療までには長い期間を要します。したがって、放置はせずに早めに治療を開始することが望ましいです。

以下の3つのアプローチ方法がありますが、それぞれに特徴や向き不向きがあります。

・自宅ケア

足裏の筋膜が硬くなり、断裂や炎症が生じることで痛みが発生するので、自宅で行えるストレッチをすることで硬さを解き、断裂のリスクを減らすことができます。

しかし、既に痛みが有る場合や他の要因が原因だと考えられる場合は、専門家に受診してもらった後でストレッチを行うことをお勧めします。

・病院・整形外科で治療

中には、スポーツの試合時など、特定期間での症状軽減を望む方もいらっしゃいます。

そこで、病院や整形外科で痛み止めの処方を受けることで、痛みの緩和を一時的に期待できます。

場合によっては画像検査（レントゲン等）などで足底の異常を確認することも可能です。そのうえで、病院や整形外科によっては痛みの軽減と足底筋膜の治癒を目的とした「保存療法」を行います。

病院や整形外科で痛み止めの処方は、急性外傷が原因の場合では効果的ですが、そもそもの原因である足裏の柔軟性向上や骨格上の問題解消が望めないこともあります。したがって治療後も再発のリスクがあります。

・整骨院や接骨院での治療

踵の痛みが生活に支障をきたしている場合、整骨院や接骨院での治療がおすすめです。

上述した痛み止め処方は効果が早いものの、根本的な改善には向いていません。そこで、整骨院では足底の筋膜に対してアプローチが可能で、さらには骨盤や背骨など全身のバランスを整えることができます。これによって足裏に負担をかけない正しい状態を作り出します。さらに、電療機器の施術では炎症回復を期待できます。

ただし、施術内容は院によって異なりますので、適切な施術を行う院を選ぶことが重要です。

「当院」の足底筋膜炎に対する施術

当院では足底筋膜炎に対して、医師やスポーツトレーナーとの情報共有を行いつつ治療を行います。足底筋膜炎を解決するための問題は次の３つです。

１．筋膜の炎症や断裂の改善

２．筋膜の柔軟性向上とクッション機能の回復

３．全身を整え足裏への負荷を減らす

これら３つの問題に対し、総合的なアプローチを行うことで短期的または長期的な痛みの改善を目指します。

まず、筋膜の炎症や断裂の改善には「ハイボルテージ治療機器」と東洋医学に「鍼」を効率的に組み合わせた施術を行います。

これによって炎症箇所の細胞分裂を促進し、保存療法よりも早期に痛みを改善します。

また、筋膜の柔軟性向上とクッション機能の回復目的として、足首やアキレス腱などの患部周辺を間接的に改善する「ストレッチ施術」を取り入れています。当院のストレッチは、プロスポーツ選手やストレッチ専門店にも提供している実績のある施術ですので、どなたでも安心して受けていただけます。

最後に、全身を整えて足裏への過剰負荷を減らすため、足底のみならず体全体を見ることで骨格と筋肉を正しく機能する位置へ導きます。当院の施術によって、体の決まった部分だけに負担が集中する状態を改善し、足底筋膜炎だけではなく、頭痛、肩こり、腰痛などの慢性的な症状も解消できる効果が期待できます。

当院では、専門家としての経験や知識とフル活用し、ベストな治療方法とアプローチをご提案致します。痛みの改善をはじめ、全身を整えることで症状がぶり返さない体を手に入れるお手伝いをいたします。

足底筋膜炎でお悩みの方は、まずは当院まで気軽にご相談ください。